中国サッカーの情報を集めています。吉祥虎とは大連実徳のマスコットの名前です。「きっしょうとら」と読みます。たぶん。(管理人:ぞい)


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山東魯能・鄭智インタビュー

ACLでマリノスが負けてしまった。どうしてだろー。・・・・それを考えるには当事者に話を聞くのがいちばんだろ!ってことで鄭智に話を聞きました。(唐突)

鄭智(ジョン・ジー、ていち)は11日のマリノス戦で2得点(1点目は弾丸ボレー。2点目はカウンター)を上げ、ここまで通算5得点とACLの得点王です。アジアカップのベストイレブンにも選ばれ、いまの中国ナンバーワンプレーヤーと言って過言ではないでしょう。


ぞい:おひさしぶり。一昨年の東アジア選手権以来ですね。早速、お聞きしますが、山東は11日の試合で引き分ければグループリーグ突破が決まったわけですが、試合前はどういう目標をもって臨みましたか?
鄭智:確かに引き分けは最低限のラインとしては考えていたけれど、山東は攻撃型のチームだから監督も選手も攻撃によって試合をコントロールしようと思っていたんだ。勝つことが最良の結果だし、グループリーグ突破という目標が果たせて良かったよ。

ぞい:試合が始まってすぐに失点してしまいましたが、そのときの精神状態はどうでした?
鄭智:ぼく個人としては、まだ落ち着いていられた。開始7分で失点したけれど、まだ時間はたっぷりあったからね。これが87分の失点だったらそうはいかなかっただろうけど。だから失点の影響というのは、それほど大きくなかったな。

ぞい:前半のあなたのゴールはどう評価しますか?
鄭智:ゴールはチーム全体の連携の結果だね。最後の仕上げは自分がしたわけだけど、パスカットからアシストまで練習で培ってきたものだよ。

ぞい:ハーフタイムでは、どんな指示が出されたのでしょう?
鄭智:ロッカールームでは監督は多くの要求はしなかった。まず前半のように開始直後に集中力を欠くことがあってはならないと言われた。そして後半も守備一辺倒にはなるなと。攻撃サッカーをしろと言われたね。

ぞい:後半、マリノスが押し込む時間帯がありましたが、そのときは何を考えていましたか?
鄭智:あの時間帯はプレッシャーがかかっていたよ。ただ、そんな中でも攻撃のチャンスはずっとうかがっていた。サッカーはそういうものでしょ。攻め込まれているときほど、カウンターのチャンスは生まれるからね。それがサッカーの鉄則だと思う。

ぞい:試合終了間際にマリノスのシュートが、パジンの手によってクリアされたシーンについては、どう思いますか?
鄭智:まずあのときは、状況はハッキリとはわからなかった。ぼくは前線のポジションだから。試合後にビデオは見たけど、シュートがゴールラインを越えていたかどうかは、いまも何とも言えない。ただ故意かどうかは別として、パジンの手には当たっていたかもしれないね。

ぞい:マリノスの長所はどこでしょう?
鄭智:横浜はJリーグのチャンピオンだから、非常に実力があるチームだ。日本代表の選手も多くいるし。監督も選手もサッカーへの理解が深いと感じた。ボールのコントロールもうまかった。

ぞい:では、マリノスに足りなかったものは何だと思いますか?
鄭智:横浜は攻撃力があると思ったけど、中盤のディフェンスは足りないと感じた。そのせいで、DFラインに負担がかかっていたんじゃないかな。

ぞい:マリノスの選手で印象に残っているのは誰ですか?
鄭智:センターバックの選手だな。日本代表でも出ていた長髪のキャプテン(中澤)。アジアカップでも活躍してたしね。それから背が高いFWの15番(大島)。体格やプレースタイルから言って、典型的なセンターフォワードだと思った。足元のテクニックもあったね。

ぞい:日本と中国の戦績を比べると、代表は日本の方が勝っているのに、クラブではそうでもない。この原因は何だと思いますか?
鄭智:これは中国と日本のサッカーのレベルが近いところにあるということじゃないかな。どちらが良くてどちらが悪いとは言えないと思う。
ぞい:でも日本のクラブが最近、アジアの舞台で苦戦しているのは、何か原因があるのではないでしょうか?
鄭智:理由はいろいろあると思う。選手によって国際経験もバラバラだろうし。これは中国も日本も同じだけど、過密日程も影響していると思う。それがチームの実力に影響を与えている。

ぞい:あの試合では安貞桓と山東の選手が衝突するシーンがありましたが。
鄭智:安貞桓にもある程度の責任はあると思う。タンカ係の動作は遅かったかもしれない。ホームチームへの偏りはあるかもしれない。でも選手がタンカ係に手を出す必要はないだろう。
ぞい:でもあのときはタンカ係も安貞桓に何か言ったようだけど。
鄭智:遠くからはハッキリとはわからなかった。安がタンカ係と接触があったのは見えたけど。

ぞい:これはあまり愉快な質問ではないだろうけど、あのシーンでは山東の選手の手が安貞桓の顔に当たったのでは?
鄭智:そこはよくわからない。衝突はあったけれど、手が当たったかどうかははっきりとはわからない。

ぞい:トゥンバコビッチ監督への評価を教えてください。
鄭智:“トゥバ”(中国での愛称)はユーゴスラビアで何度も優勝してるし、ヨーロッパでも有名な監督だ。山東にやってきてから1年で戦術もメンタルも徐々に高めてくれた。チームにはこういう高いレベルの監督が必要なんだ。

ぞい:マリノスが負けた原因のひとつにアウェーの雰囲気があったのでは、という議論があります。マリノスのホームではあまりプレッシャーを与えられなかったのではないかと。それについてはどう思いますか?
鄭智:横浜ホームの試合でも、ぼくらに大きなプレッシャーはかかっていたよ。ぼくはレッドカードで退場になったしね。そういうのも過程の重要な部分ではあるけど、ゲームの結果を見るのがより大事なことだと思う。

ぞい:あなた個人について聞かせてください。今後、海外でプレーする希望はありますか?
鄭智:これは多くの人がぼくにたずねる問題だ。ヨーロッパでプレーするのは、ぼくの目標だし、そういう日が来ることを期待している。でも中国の選手がヨーロッパに行くのと、日本の選手が行くのではいろいろな面で異なる。日本の選手の方がヨーロッパに行きやすいんじゃないかな。いろいろな条件面でも成熟しているし。でもぼくも目標を達成できるように努力するよ。

ぞい:中国代表としての目標は?
鄭智:ワールドカップの予選で負けてしまったから、今年は代表の大きな任務はない。いま中国サッカーにとっていちばん大事なのは2008年のオリンピックだ。ぼくがオリンピックに出場するかどうかはわからないから、ぼくらの年代の選手にとって大事なのは、2010年のワールドカップに出ることだね。


感想
まず試合前、試合中、ハーフタイムと山東側は精神面のコントロールがうまくいっていたのかなぁと。もちろんホームで引き分ければいいという絶対的に有利な条件があってのことだけど、トゥンバコビッチ監督は「心理マネジメント(健二風味)」もうまそうだ。
代表とクラブの違いとかは、もっと深く聞ければ良かったかと思います。
あとハンドや安の話については、山東の選手としてはこのくらいしか答えようがないよね。一応、聞いてみたけど。すまんな、鄭智。ああいうシーンに関して「汚いことまでして勝ちたいのか!恥ずかしくないのか!」っていうのは、ナンセンスだし。
マリノスで気になった選手が大島というのは意外でした。最近、センターフォワードっていう単語もあまり使わないですよね。この辺はサッカースタイルのお国柄なのかも。
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by cfbs2 | 2005-05-19 11:16 | ACL・A3